西洋占星術 /ASTROLOGY
西洋占星術概要
西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)とは、ホロスコープと呼ばれる惑星の運行表を同心円状に配置した図を基に、各星座の位置や惑星との位置関係により、相談者の運気を導き出す占いである。文字通り西洋の占星術、つまりは西洋の星占いである。
星占いは東洋にも存在するが、一般的な西洋占星術は、パソコン等により各惑星の位置関係の数値を算出し、相談者の運命を時間単位でも把握することの出来る天体物理的な占いとも呼べるだろう。
天体の動きは、すなわち、時間の流れと正確に一致しているのである。
天体の動きを計算して占う
占星術を利用するには占者によるインスピレーションも必要とされるが、ベースとなる物は惑星の運行である。惑星の運行をどの様に利用するかと言うと、相談者の生まれた日時と場所を基準として、その時の各惑星や恒星(太陽)のいち関係に線を引き、その角度や吉凶星が黄道12宮のどこに位置するのかを天文学的に割り出し、これから起こるであろう事象をホロスコープを使って予想するのである。従って、占いではあるが、とても科学的な側面を持ちあわせていて、尚且つ学術的な面を色濃く反映しているのが西洋占星術の面白いところでもある。
個人以外の法人や政治にも応用できる
この世界の絶対法則である星の運行を基準としているので、占うのは人間個人だけでなく、会社の運気や政権の危機など、大局的な歴史的な出来事までを占えるのもこの占法の特徴でもある。
ドイツ第三帝国のアドルフ・ヒトラーにはお抱えの占星術師が居たことはこの界隈では有名な話である。占星術に限らず、ヒトラーは魔術的な手法も取り入れていたようだ。有名な鉤十字もトロイ遺跡で発見された紋様をシンボルとして採用したり、UFOを研究開発していたり、およそ常人では考え付かないような事を実行したのは何かオカルト的な占星術師のアドバイスもあったのかも知れない・・・。
上記の様な理由から占いに対して否定的な考えを持っている人や、初めて会う占い師に霊的な事(スピリチュアル的な)を持ち出されることに抵抗感がある人にとっては、科学的な西洋占星術は打って付けの占術であろう。
最も科学的な占法
西洋占星術で使用するデータは、各惑星の位置情報であり、
それは紛れもない客観的事実に基づいた太陽系共通のデータである。
西洋占星術は運気や行動する時期などを具体的な時間軸に落とし込むことも可能となる。
その正確無比なデータを利用するが故、この占法の結果は使用する占い師の技量に左右されてしまう。
正確過ぎるが故の扱いにくさは、正に諸刃の剣的な占いと言えるだろう。
今後、天体の謎が解明されてゆくたびに西洋占星術の精度も増してゆくであろう。
西洋占星術の使者