姓名学は古来中国で研究されてきた学問です。文字には人のものの見方、考え方が凝縮されています。
文字を日常使用することにより、人間の感情や思考に大きな影響を与えていきます。
したがって姓名学とは、生まれた年月日による先天的な運命を占うものとは対照的に、文字により構成された姓名の影響による後天的運勢を見ていくものとなります。
姓名学は、名前の画数から運勢を占う占術で、その起源は古代中国の陰陽五行説にあります。日本では明治8年（1875年）以降、国民が姓を持ち名乗るようになってから広まり始めました。
姓名学の始祖は儒教の創始者である孔子とされ、約3000年前に中国五行説に基づいて1から9までの数字に意味を持たせ、人生を予知しようとしました。日本では昭和初期に熊崎健翁氏が「熊崎式姓名学」を考案し、これが現代の姓名判断の源流となっています。
| 天格 | 姓の画数を合計したもの | 天格だけで吉凶判断はしません 他の格を算出する為の重要な位置を占めるもの |
| 人格 | 姓の一番下と名の一番上の画数を合計したもの | 中年期の運勢を決定づける最も重要な格 |
| 地格 | 名の画数を合計したもの | 生まれてからの若い時代の環境や潜在能力などを示す |
| 外格 | 姓名の総画数から人格の画数を引いたもの | 社交性など社会との関わりや対人関係を表す |
| 総格 | 姓名すべての文字の画数を合計したもの | 主に晩年期の運勢を反映 |
自然界のすべてのものは「木・火・土・金・水」の
５つの要素に分けることが出来、これを五行と呼びます。
天格、人格、地格に五行をあてはめたものが調和的な関係となるか、
反発しあう関係となるかを調べることにより、
さらに深く姓名学を探求していくことができます。
姓名学の使者
