相とは?
相占(そうせん)とは、顔や体の特徴を観察し、その人の性格や運勢を占う方法のことです。日本や中国をはじめとするアジアの多くの文化で広く行われてきた占術の一つです。
人相や手相、家相に風水、名前が形に表される姓名判断、夢占いなども相に分類されている。
東洋の占いの世界では、内面の状態が外見に反映されるという考え方が根付いており、歴史上の偉人や武将など、その素質を持つ人々には特有の身体的特徴が現れるとされています。相占は、そのような外見の特徴から内面の状態を読み取る占いの方法で、手の皺や顔の形、ホクロなどの小さな特徴も重要な手がかりとして占いに利用されます。さらに、夢占いや、時間による運勢を占う六壬や遁甲、太乙の三式、風の向きや音で吉凶を占う風角占、文字を使った占いである測字、墓の地形と子孫の運命を結びつける風水、日本の皇室でも使われている亀の甲羅に熱した鉄棒を押し当ててそのひび割れた形から吉凶を占う亀卜(甲卜)など古くから様々な占い方法が存在しています。
適した相談内容
相占に適した相談内容はいくつかあります。相占は顔や体の特徴からその人の性格や運勢を占うため、以下のような相談内容に適しています。
性格分析や人間関係、仕事やキャリア、健康運、運勢全般、特定の悩みなど、幅広い相談内容に適しています。顔や手の特徴から得られる情報を基に、具体的なアドバイスを受けることができるため、自己理解や他者理解、問題解決の手助けとして利用されることが多いです。
相(相占・相術)の最も便利な点は、占う際に特に特別な情報や道具を必要としないところにある。
相談者の両手のひらを観察したり、顔の形から判断したり、その人の歩き方などを基にして占うことが可能なのである。つまり、生年月日などを聞く必要もないので即座に相談者の特徴や性格や未来なども予想出来るのが最大のポイントであろう。
但し例外もある。風水がこれに当たる。
単純に部屋の配置等の風水鑑定であれば、特に道具なども必要としないが、一軒屋全体の風水を観る場合であれば、方角ごとに区切られた「羅盤」を使用することが多い。道具を使うので卜占と思われる方も居ると思うが、この場合の羅盤使用はコンパスを用いきちんと方角を知る為には必須のアイテムである。時を知るのに時計が必要なのと同じ理由である。